山登りは、旦那と2人か、1人でやってきた。
基本旦那と。
でも旦那は私より趣味が多く、山登りにかける時間も情熱も、少ない。
たまらなくて、1人で歩いていた。
でも臆病だから、遠くには行かずにいた。
昨年、同僚と高尾山に行った。
初めての引率登山。
同時期に他の同僚が山好きの同僚と高尾山に行っていたと聞き、
「みんなで一緒に山に行きたい!」となった。
嬉しい反面、戸惑う気持ちがある。
1人で行くのと、違う。
私は山登りしたいし、
1人でも楽しめるし、
旦那とも楽しいし、
きっと他の人とも楽しいと思う。
踏み出すと新しい世界があるような気がする。
これがもし旦那の話だったら、私は嫉妬するだろう。
置いていかれることを悔しく思うだろう。
自分も一緒に行きたいと思うだろう。
でも旦那は、きっとほっとする。
自分が行かなくても、私が山登りに行くことを喜ぶ気がする。
それでいいのか、よくわからない。
もちろん、まだ始まってもいないグループ登山が、続くのかもわからない。
今年こそソロで、と思っていた。
そして足踏みし続けていた。
一歩。
多分、私が怖いのは、
1人で出かけて帰ってきた時の、
白々しい、
よそよそしい、
家の空気だ。
そんな風に感じる自分か。
一歩。